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管理職に必要な5つのスキル

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求められているスキル

介護の専門知識

介護の現場では介護職をはじめ、看護師やケアマネジャー、作業療法士、管理栄養士など複数の職種の人たちが協働しているのでトラブルや課題が発生することも少なくありません。そのため、介護施設の管理職は介護の基礎知識はもちろん、それにまつわる幅広い知識を総合的に知っておく必要があります。また、介護の知識やスキルだけでなく、法令や介護保険に関する知識も必要です。法律は度々改正されるので、常に最新の情報を把握しておきましょう。法令違反や指定基準違反が発覚した場合、行政指導や処分を受ける可能性もあり、介護施設としての信用を大きく失いかねません。

介護の専門知識

リーダーシップ

施設全体を取りまとめ、業務を円滑に進めるためにはリーダーシップが欠かせません。しかし、介護の世界は年齢や性別を問わず多くの人に門戸を開いているので、働いているスタッフの年齢も性別、価値観も様々です。ただ強引に引っ張るだけでは不十分なケースもあるでしょう。明確な目標を掲げつつ、スタッフの適性や状況に応じた働きかけも必要です。

リーダーシップ

コミュニケーションスキル

現場で問題になっていることやスタッフの悩みを知るためにも、積極的にコミュニケーションを取っていくことが大切です。話をする機会を設けるのもひとつの方法ですが、日常的にコミュニケーションを取っていればそのような話が自然と耳に入ってきます。話しやすい雰囲気を作る、毎日現場に出てスタッフや利用者と話をする、スタッフや利用者の名前を覚えてこちらから話しかけるなど、積極的に自分から働きかけることが大切です。

コミュニケーションスキル

人材を育成するスキル

スタッフの育成と指導も管理職の仕事です。スタッフのスキルアップにつながるように人材育成マニュアルの見直し、研修や講習会の設定、キャリアプランを確認するための面談、スタッフを指導するスキルも必要です。とはいえ、行動が伴わない口頭指導だけではスタッフから信頼は得られません。実体験を通してのアドバイスであれば心にも響きやすく、現場をよく知っている管理職としてスタッフからの信頼も厚くなるので、相談もされやすくなるでしょう。

人材を育成するスキル

マネジメントスキル

施設全体を取りまとめる管理職にはマネジメントスキルが必須ですが、管理職1人で組織を引っ張っているわけではありません。チームリーダーに任せている部分もあるはずです。そのため、管理職には人を見極め、適材適所に配置するといった人材マネジメントスキルも必要です。
また、勤務シフトを作成したり、人間関係のトラブルを解決したりするのも管理職の仕事なので調整力も必要ですし、コスト管理も任せられるのでいかに不必要なコストを抑えるのか、多角的に考えるスキルも求められています。

マネジメントスキル